4561藤山翔大選手

4561藤山翔大選手
大阪が誇る伸び方のスペシャリストで
三重の高田ひかる選手の伸び型ペラも
元は藤山選手のものだと言われています。
藤山選手の特徴は伸びにこだわり捲りにこだわる選手で
スリットから強烈に伸ばしていく捲りで勝ち星を重ねます。
強烈な伸びで捲るため結構な確率で筋が成立せず捲られたはずの
1号艇が普通に2コース差しのような形になることが多いのも特徴だと思います。
半艇身遅れくらいから伸びて捲る時は千切れず筋が成立する事もあります。
そして他の捲り屋との違いは前付けに行く事で通常なら伸び型で
深い進入は相性が最悪なんですがそれでも強烈な伸びで伸び返して勝ち切ってしまいます。
この戦法を完全にモノにすることができれば
競艇に全く新しい道がひらくのではないでしょうか。
そんな藤山選手ですがかなりの遅咲き選手でデビューから
初優勝まではなんと10年9ヶ月もかかっています。
通算476勝のうち約半分の217勝が最近3年間でのもので
2021年後期は自身2度目のA1級に昇格します。
伸び悩んだ1番の理由はSTの遅さでは無いかと思います。
現代競艇ではコンマ1台前半もザラの中で藤山選手は
0.19で発順も3.7と平均以下でスタートにムラのある選手です。
克服するべく取り組んだのが伸び型セッティングだったのだと思います。
去年初優勝を飾ったばかりですが今年はすでに3勝と
クラシックへ出場出来るペースで来ています。