64号機

ここ最近のモーターでここまでのインパクトがあったモーターは無かったんじゃないかってくらいに噴きまくってるのが
ボートレース丸亀の64号機
前節毒島誠選手がダントツの成績で優勝して話題になりましたが
だれが乗っても勝てるレベルのパワーです
今日から始まったシリーズでは古結選手が引き当てて注目していました
初日いきなりの連勝発進でした中でも前半が強烈でした
ぜひリプレイを観てもらいたいのですが3Rは6枠から前付けして2コース進入から.11の好スタートも
両サイドが.03のスタートで不利な状態から②武重選手に叩かれるのを無理やり握って流れて行きました
ところがそこから舟を返して内から先行する③米田選手と⑤佐々木選手を直線だけで追い抜き
先行する①浦田を2Mで1艇身遅れから捲って行きました
このターンは大きく流れ消波装置あたりまで流れて行ったんですがそこから舟を伸ばして行き
1Mまでに追い越して先頭に立ってしまいました。
勝ちタイムの1’51″5は大したタイムではありませんが十分すぎるインパクトを残して行きました。
後半レースの12Rは2枠から枠なりの2コースから差し切って1着とシンプルなレースでしたが
このレース3号艇の青木選手が素晴らしい捲り差しで①を差し切っているんですよ
その内からギリギリ差し残すくらいの所へ舟を入れて内から艇を並べると一気に突き放して
2Mではセーフティーリードになってました
あのターンは見事でしたが64号機で無ければ捲り差しに叩かれて
惨敗まであるような展開だっただけに驚きでした。
恐らく何も問題がなければ今節も優勝するのではないでしょうか。
この64号機ですがデビュー当初は低調機で35走して1-2-4-28と3連対率20%のエンジンでした
ところが中間整備で一変して12節で7優出4優勝と圧倒的な成績になりました。
A1級の選手なら4節で4優出3優勝
A2級の選手で2節1優出1優勝(1節は準優1着で待機行動違反で賞典除外)
今節の古結選手はA1級の選手ですから期待は高まります。
ちなみに去年一年間で6勝だった田村美和選手が節間4勝してます。
今、丸亀に斡旋される全ての選手が欲しがってるのが64号機でしょうね。
知らない人のために中間整備について説明しておきたいと思います。
モーターの個体差を埋めるために勝率下位のモーターを競艇場の整備士が非開催日に整備調整することを中間整備と言います。
基本的に整備は競艇選手がやるんですがプロの整備士の手が入ることで激変する事が多々あります。
SGレーサーは一般戦を走ってる選手より整備力があることが多いですがやはり本職の腕は凄いんでしょうね。
全部が全部よくなることはありませんが結構な頻度で中間整備が入ると良くなるのでチェックしておいて損はないと思います。
レース用のエンジンは当たり外れが一般的な市販車に積んでるようなエンジンに比べると大きい傾向があります。
自分もレーシングカートをやっていた頃はワンシーズンで3機くらいのエンジンを持ってましたが
当たりエンジンをレース用で次をスペアもう一基は練習用にしてました。
上まで回って最高速が出るのはもちろん、当たりエンジンはコーナー立ち上がりのトルクが全然違うので体感として違っていました。
そこで経済力の差が出てくるんですが資金力に優れてる人たちはもっと沢山のエンジンから当たりを探すことが出来ます。
鈴鹿サーキットのカートレースでRSOという名前の無限エンジンのワンメイクレースがありました。
部品交換はもちろんちょっとした改造も出来ない腕次第で勝てそうなクラスなんですが
カストロール軍団って呼ばれてるエリート集団があってその数名だけ他のグループの遥か前方で違うレースをしてました。
たぶん皆が64号機のような当たりエンジンを載せてたんでしょうね。
今節は5日間開催なので残り4日間ですが64号機の古結選手を徹底的に狙いたいと思います。
初日連勝やったんで明日以降オッズが辛くなりそうですが注目していきたいです。