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新ペラの影響

今日は租界の雑談で新ペラの事が話題に上がってたので
新ペラについて書きたいと思います
選手持ちペラの頃のペラ交換は単純に持ち込んでいる違うペラを付けるだけなので
問題は無く、セッティング変更のニュアンスで大丈夫だったんですが
現行のペラはモーターに付いているペラなので壊れないと交換が出来ません

ちなみにあまり予想には関係ありませんが競艇場の所有ではなく選手会の所有物だったと思います

新ペラで具体的に何を意識すれば良いかとなりますが
まず時間です
何時壊れたのか?
今日の田口選手のケースでは準優では接触等無かったはずなので今日の試運転中
若しくは叩いている最中に破損したと思いますが
選手はゲージを持っているので新ペラでも依然と似たような形に叩くことは可能ですが
時間がない中では再現性に限界がありますし
そこから試運転をして調整をし直す時間があるのかないのか情報がないと分かりません
今日はそのような状況でしたので田口選手の評価は下げて考えました

そして新ペラは叩いて形を変えても元の形に戻りやすいという問題もあります
それを防ぐために叩いて焼きを入れるんですが、それでも戻ってしまうようです
その作業を何度も繰り返して形を固定するんですがこれも時間が足りません

競艇用のプロペラは超高速回転しているので一度のキャビテーションでも
変形してしまうことがあるようですなのであっさりした展開ならともかく
競り合う形になると厳しいのではないかと不安要素になります

新ペラの何も叩いていない形を『ちゃって』と言います
なんちゃっての略語だそうですが選手は新品状態のペラをちゃってと呼ぶそうです
このちゃっての状態は実は適当な状態ではなく
キッチリとした研究の末に出来上がった最高の形がちゃってだそうです
ただあくまでも理論上の事で水槽試験を色々やって最高の数字を出しても
選手が6艇の中で操作するのでは状況が大きく異なるのでレースにならないそうです

そう言った特徴があるのでちゃってで走る選手は居ないとは思いますが
展示タイムだけはやたらと出るそうなので気を付けてください

ちゃんと叩いて焼きを入れれば大丈夫かというとまた違うという事も有ります
焼きを入れると熱が入るのでそれによっても変形するそうです
ですから叩いて焼きを入れてまたゲージに合わせてという作業を繰り返すことになり
そこから試運転をして微調整をしてとなると時間に余裕がないと運任せになってしまいますよね

以上のことから新ペラの時はなかなか予想が難しくなります
十分に気を付けて予想することをお勧めします
状況によってはルックするのが正解だと思いますが少なくとも勝負は避けましょう

尼崎の準優勝戦に出場している深川選手、西島選手のモーターを次節引くとかなり苦労するそうです
前付けのスペシャリストの彼らは80m起こしでもSTを合わせれる仕様に叩きます
通常のペラで80mまで入るとスリットラインで300回転程足りなくなるので
タイミングは合わせられてもスピードが乗っていないので締めこまれてしまいます
なのでかなり特殊な形に叩いているようで
次節の選手が自分の形に叩こうとしても癖が取れないようです
同じような事が菅選手や高田選手、藤山選手などの超伸び型でもあるようで
コチラはあえて初戦ダッシュだとそのままで試す選手もいるので展示気配は要注目です

尼崎の準優ですが深川選手は1枠なので影響はありませんが
11Rの西島選手は4枠で恐らく2コースまで入ってきそうです
1枠がエースモーターの葛原選手ですがA2の彼が西島選手の前付けに対応できるかは気になります
攻め位置の2号艇が地元白石選手というのも不気味ですね
ここは展示から注目していきたいと思います。

Posted by 79

#新宿租界 最新予想師、競艇歴29年。拠点は大阪。ホームプールは住之江。予想スタイルは穴狙い&本命押さえ|戦略的にガミはあえて受け入れながら毎日万舟狙ってます。 #ボートレース #ギャンブル

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