京王閣いけだ屋のもつ煮定食を思い出す

京王閣も流石に全盛期の立川に比べると劣りますが
全盛期は結構な数の食堂、売店があって繁盛していました。
時代の流れで立川同様にほとんどの店舗が閉店してしまい
今では本館に数店舗を残すのみ。
贔屓にしていたお店が全滅してしまい
正直悲しくて仕方ないのが本音。
そんな中一番忘れられないのが
今は取り壊されて更地状態になっている
かつての東スタンド1階にあったいけだ屋さん。
確か2018年閉店だった記憶がありますので
もうすぐ3年ですか。
時が経つのは早いな。
車券売り場の無い東スタンドで営業していて
決して恵まれた立地では無く
ナイター開催であっても朝から場外をやってれば
開門と同時に営業を始めて午後過ぎには売り切って
さっさと閉店してしまうマイペースなお店だったので
ここで食べたいと思ったらお昼までに行かなきゃ無理。
結構ハードルが高いのですが
それでもいつ行っても必ずお客さんがいて
職員さんや警備員さん、時には選手まで顔を出す
本当に常連に愛されたお店でした。
お酒とかも売っていましたが
提供しているメニューは
基本カレーライス、スタミナ丼そしてもつ煮定食の3種類。
自分は売り切れた時はスタミナ丼を選ぶ事もありましたが
基本ここのお店で食べるのはもつ煮定食の一択。
構成はもつ煮込みとご飯、おしんこ、小鉢とシンプル。
そして何故か受け取り口にキムチがあって取り放題。
自分はご飯の丼に結構盛ってました。(笑)
味に関してはシンプルだけど凄く優しい味。
家庭の味と言っていいんじゃないかと。
これもまたご飯が進むタイプのもつ煮込みですね。
ちなみ凄いのは値段で何と500円。
ワンコインでこれだけの物を出して貰えるとは。
当時は腹が減るとここと決めてました。
今だから書きますが頻繁に通って常連の扱いになってて
しかも大食い認定されていましたので(笑)
ご飯大盛やお代わりは普通にサービスでしてくれましたし
時には玉子とか違う小鉢を付けたりしてくれた事も。
高齢の女性お二人で基本切り盛りしていましたが
本当に温かい方達でした。
多分その人柄が愛されて職員、警備員、そして選手も
頻繁に顔を出したんでしょうね。
いけだ屋へ移転以降にもつ煮込みを食べる為に通った
なつみやウイスタリアも閉店してしまい
今では中華麺王が最後の砦。
違うタイプのもつは亀甲亭で食べられますが
中華麺王が無くなったら
京王閣から煮込み定食が絶滅するので
大変な状況ではありますが
何とか維持して欲しいと心から思います。
中華麺王の煮込み定食に関しては改めて書きます。