馬券を買う最終決断の仕方
狙うレース、馬を決めて、適当に購入していませんか?
当然ながら、馬券を購入するには分析のほかに直感があります。「この馬だ」と自分で確信して、直感に従って適当に買ってしまうこともあるでしょう。
ただし、勝つために競馬をするには、やはり基本が大事です。
今回はなかなか競馬に勝てない人向けに、馬券を買う最終決断の仕方について詳しく説明します。
■目次
1、勝負するレース、軸馬を決める
2、投資金額を決める
3、見送る
まとめ
1、 勝負するレース、軸馬を決める
2場開催の中央競馬であれば、土日で全48レース実施されます。これらすべてに勝負をするのは現実的ではありません。
堅いレースか荒れるレースか
オッズや当日の状況を加味して、堅くいくのか穴を狙っていくのか、人によってスタイルは異なるでしょう。
もちろん堅いレースであれば的中確率は上がりますが、配当は少なくなります。的中率と配当のバランスを考えて勝負レースを決めましょう。
軸馬を決めるには
軸馬を決めるにはどのような分析方法があるのでしょうか?
新宿租界が書いたnoteを参考に見てみましょう。
中山11R フラワーC
15:45発走 / 芝1800m (右) / 天候:晴 / 馬場:良
時計も文句なしで前走の中山2000mのペースは35.7-37.7といかにもフラワーカップで良さそうな⑭レッドルレーヴがそこまで人気していない。大外とヒューイットソンが嫌われてのものだろう。
前走は中団の前目から直線手前の勝負どころでもまだ馬群で窮屈そうなポジションだったが、結果ぎりぎりのスペースをこじ開けてV。
内枠のルメールという感じのレースだったのは確か。
今回外になってヒューイットソンだとたしかに大外をぶん回してとも考えてしまうが、この前走の時計が京成杯よりも速い訳で、だからと言って切る訳にも行かない。
血統は誰が見てもわかるような良血で馬体も着実に成長中。
追い切りはいつも見た目と時計はよく見せないが、それでもここ二走は圧巻のパフォーマンスだしなんの問題もない。
軸馬を決めるには前走の成績、血統、騎手、追い切りなど、調べるべき情報は無数にあります。
もちろん、返し馬の状況や当日の馬場、発汗などを総合的に判断して軸馬を決めていきます。
なお、このフラワーCで⑭レッドルレーヴは2着でした。
2、投資金額を決める
大前提として、負けても困らない程度の金額で買うのが鉄則です。
勝負レースを決めることにも繋がりますが、1日あたりの予算を決めておきましょう。1日単位で勝ち額が多ければ、勝ち逃げすることも必要です。
また投資金額を決めておけば、必然と馬券の買い方にも影響していきます。
投資金額に合わせた券種を選ぶ
1日の投資金額が少ない状況で、3連単5頭BOX(60点)を毎回買ってしまっては回収が難しくなります。
券種も配当と的中率のバランスを考えなければいけません。過去に馬券の買い方について説明しておりますので、参考にしてみてください。
3、見送る
前日までに十分な分析をして、馬券購入の予算もあって、いざ勝負というところですが、当日の状況で買わないと判断するのも重要です。
生き物である馬、当日の騎手の成績、また馬場のコンディションなど、競馬には不確定要素が満載です。
買うかどうか迷ったときにはいさぎよく見送り、次のレースに切り替えていく方が賢明な場合があります。
ただ賢明にも見送った場合、そのレースはしっかり見ておく必要があります。
自分の分析は合っているのか、その分析は当日の状況によってどれだけ変わるのかを、細かく見ていきましょう。
4、負けた理由を分析する
残念ながら的中しなかったときこそ分析のチャンスです。
3着外に入ってしまった要因としては、馬群に囲まれた、時計が早かった、序盤で足を使いすぎたなどさまざまです。
馬券の買い方によって的中しないこともあります。軸馬は3着に入ったが、単勝や2連系の馬券を買っていた場合です。
さらに、買う点数が多すぎたり、あまりに配当が低いためトリガミ(投資金額より配当が低いこと)になったりしてしまう可能性もあります。
さまざまな要因の中、勝ったのはどのような馬なのかを分析しましょう。
当日の馬場に血統が合っていた、過剰人気or過剰不人気だった、高配当を狙ってしまっていた…。
全て次のレースに活かすことができる内容です。
まとめ
競馬になかなか勝てない人の特徴としては、無駄なレースに投票してしまう、負けてはいけないお金で勝負をしてしまう、自分の予想を信頼しすぎてしまうなどがあげられるでしょう。
逆に言えば、今回説明した内容を意識しながら競馬をすれば、的中する確率、回収率を上げる確率が上がるということです。
競馬はギャンブルなので、絶対はありません。
そのギャンブル性を低くして、勝つための買い方をしていきましょう。
この記事が参考になれば幸いです。